【見つけた図鑑◉野鳥】ジョウビタキ2
●ジョウビタキ
お腹の明るい茶色がとてもきれいに撮れたので公開。残念ながら手前の枝にピントが合ってしまって、肝心の鳥がややボケ気味だが。
野鳥の中に、「ヒタキ」とつく鳥が何種類かいる。このジョウビタキの他にも、ノビタキ、ルリビタキ、キビタキなどがいる。スズメ目ヒタキ科という科に属している仲間。
じつはこれまで勘違いしていたことがある。ヒタキの仲間は、特に冬鳥のジョウビタキなどを見ていると、枝から飛び立つときなどに腹のところがパッと火が燃えたように目立つから、それで「火」「焚き」だとばかり思ってた。
ところがこれを書くためにちょっと調べてみたら、そうじゃなかった。ジョウビタキの鳴き声が打撃音に似ていて、これが火打石を打ち合わせるときの音にそっくりだから「火焚き」、というのが由来だという。
色だと思ってたら、音だったという真相。自分はこれまで何人もの人に、この偽の「火焚き」説をしたり顔で教えてきたのに……いやあ、生半可な知識+思い込みって怖いものですね。
〈ジョウビタキ〉 尉鶲
・スズメ目 ヒタキ科ツグミ亜科 全長約14cm
・冬に日本にやってくる渡り鳥。庭などにもあらわれ「ヒッヒッヒッ」と鳴くときに尾羽を上下にふる姿がかわいらしい
・エサは虫などで空中捕食をする
・農耕地や河原、明るい林のふちなど。全国に冬鳥としてくる